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マーケティング理論
何故、マーケティングが必要なのか?
最近、よく聞く「マーケティング」。
理容業界にとってこのマーケティングは今までは必要無いとされてきました。
何故、必要無いとされてきたのか?それは時代背景にあります。
高度成長期、良いものは売れる。日本の技術革新は世界水準よりはるか上。それは今でも変わりません。
理容業に置き換え、良いもの=良い技術が売れていた時代は過去のことではないでしょうか?
近年顧客のニーズは多様化しています。
理容室は全国で128,127軒、昨年より2,083軒減っているとは言えまだまだ過当競争の中、あなたは他店と戦わないといけません。
競争の論理からすると、“他店との差別化が出来なければ”、“今のまま変化しなければ”経営は危ぶまれます。
長年培った「技術」。
それは素晴らしい物であり、世界に誇れると私自身も思います。
ですが、その素晴らしい技術の出し方に問題があると考えます。
「ウチのサロンは技術が命です!」その思いはお客様に伝わっていない事がわかりました。
今、お客さまは何を求めているのかを知るにはマーケティングが必要です。
マーケティングが出来ていない企業は買収されたり、経営不振に陥っていることが報道からもわかります。
そこで、サロン経営において、技術+マーケティングこの組み合わせは必要不可欠であり、両方手に入れる事は、最大の武器になるということが言えます。
技術とマーケティングを両方手に入れてみる
技術は最高!と言うサロンに朗報です。正しいマーケティングを行い少しでも優位にもっていけば、勝ち組サロンになりえます。
お客様は髪を切りに来ている訳では無い事は知っていますか?
「ん?髪を切りに来ているんじゃないの?」と逆に質問されそうですが、髪を切りに行くだけなら、どこでも良いのではないでしょうか?
では、なぜあなたのサロンに来ているのか?
お客様はあなたのサロンと他のサロンを比べ、差別化した上で来ているのです。
数多くあるサロンの中で、あなたのサロンを選んだお客様は間違いなく「他のサロンと違う!」と思いながら通っているのでは無いでしょうか?
そこです、正しいマーケティングとは「あなたのサロンじゃないとダメ!!」と思うお客様を増やす事。
その為には、ターゲットの客層を分析して、お客様は何を求めているのかを見極める必要があります。
強いて言えばお客様の想定をはるかに上回るサービスはより印象に残り、リピートされ続けることになります。
ただしここで間違ってはいけない事は、サービス過多になってしまわないことです。
それではマーケティングにはなりません。
必要な事は、お客様の動向や市場の動きなどをリサーチすることです。
今まで意識していなかったことに目を配る必要があります。
しっかりしたマーケティングを実行すると、効率の良い投資やプロモーションが出来るようになります。
マーケティングとは技術やメニューを売るのではなく、どうすれば売れるのかを考えに考え抜いて、打ち出す。
売れるかどうか分からないメニューを何となく流行りで打ち出すのではなく、お客様が求めているメニューを売り出す。
売れたら終わりではなく、そこから試行錯誤し、ロングセラーにする。
飽きさせない様にする為には、どう変えるか?常に意識しないといけません。
マーケティングが出来る様になると。
正しいマーケティングが出来るようになると、コンセプトを作る必要があります。
コンセプトが出来ると、サロンをブランド化し、そして戦略へと展開していくことができます。
横文字が沢山出てきましたが、簡単に言うとマーケティング=売れるサービスの提供→それを打ち出す上手いキャッチコピー(コンセプト)→お客様のサロンに対するイメージの確立(ブランド力)
コンセプトが何故必要なのか?はコンセプトのページをご覧下さい。
お客様に分かりやすいキャッチコピー「サロンのイメージはこんな感じです!!」が必要です。
ほとんどのお客様はイメージでサロンを選んでいます。
マーケティングではイメージも欠かせません。
それは何故か?
あなたのサロンを知らない人に対して、よいイメージを伝えることができれば期待値も上がり、来店に繋がる可能性が高くなるからです。
そして最後に戦略です。
戦略は目標を達成する為に必要なものです。
目標が無いサロンには必要ありませんが(笑)
今月どの位売上が欲しいのか?を考る必要がなければ、要らないと言う事になります。
でも、優れた経営者であれば、売上がどの位あった方が良いのか明確にわかっている必要があります。
いえ、分からないといけません。
また、キャッシュは貯める必要があります。
理容業界は個人事業主が殆ど、何かあった時の為にも必要です。
何か新しい事をしたいと思っても投資出来ないと、事業拡大出来ませんから!
しっかりと戦略を立案、実行し、思い通りのサロンを作りましょう!