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じゃぁどう変えるのか?
総合調髪の価格設定は適正ですか?
ナゼ、1000円サロンや低価格サロンにお客様が通うのでしょう?
おそらく、
総合調髪「カット・顔剃り・シャンプー・スタイリングで50分3800円」、
この価格帯が多い様に思います。
かなりお得な価格ですね。
この価格は先人達が決めた様な価格ですが、
この価格だとあなたは毎日何人のお客様に対してサービスが必要ですか?
経営が成り立たないのはおわかりいただけると思います。
理容室によくある話、自宅とサロンが兼用なので家賃が要らないから。
家族従業員だから、人件費が掛からないし、食べるに困らない。
・・・本当にそれで大丈夫ですか?
今後、新しい器具が欲しくなったらどうされますか?
改装は??
それ以前に、手取りはそれで大丈夫なの?
私には多くの疑問が湧いてきます。
これでは、成り立たない気がします。
と言うより成り立ちません。
現在、理美容業界の平均年収はいくらかご存知ですか?
約284万円です。
これは、見習い時の年収ではありません。
有資格者所得年収ランキングで30資格中、29位です。
ちなみに30位は調理師見習いです。
考えてみて下さい。「月収23万円」で十分ですか?
税金など引いたら手取り21万位でしょうか?
これでは、理容室に就職しようとする人が
少ないのはやむを得ないですね。
このままだと、この業界は衰退の一途を辿る事になります。
私たちはそれで良いのでしょうか?
まぁ少なくともこのコンテンツを
ご覧のあなたはそんな考えをお持ちではないと思います。
少し脱線しましたので、話を元に戻します。
総合調髪の場合、
ざっくり計算して1日9名のお客様にサービスを提供して、
営業日25日だと855,000円になります。
1人でサロンを運営しているとこれ位で勝ち組に入るのではないでしょうか?
ところが、スタッフ1人雇うとなると、まったく足りません。
奥さんがサポートに立ってくれても、
しっかりお給料を支払うにはもう少し売上が必要です。
「赤字ではないから大丈夫!」と考えてしまいがちですが、
この考えはまさに、技術者視点といえます。
経営=営業ではないとお話しましたが、
まさにこれは典型的な例です。
このようなサロン経営者が多いのです。
だからこそ、
しっかりとした経営に対する考え方が必要となるのです。
ドンブリ勘定ではリスクが高すぎます。
しっかりとサロン経営を見直す、
経営者視点の考えを持つことで初めて戦略が
成り立つ事を覚えておいて下さい。